東京のど真ん中が沖縄になる!沖縄音楽の祭典、開催!!
25回目(1996年〜)となる「東京の琉球フェス」。沖縄民謡のレジェンドから新時代の島唄のシンガーまでバラエティに富んだ出演陣!司会はいつもの二人、ガレッジセール!
ルポライターの故・竹中労氏により、沖縄のうたを広く伝えるべく1974 年に東京・日比谷の野外音楽堂にて初めて開催された『琉球フェスティバル』。翌1975 年にも開催、その後ブランクを経て1996 年に再開され、2021 年の今年は、1996 年の再開から数えて25 回目の開催を迎えることとなりました。(2020 年はコロナウイルスの影響で開催を見送り)
『琉球フェスティバル2021』の出演者
記念すべく25 回目の公演を飾る今年の出演者は、1974 年の公演にも出演、今や沖縄音楽界を代表する八重山民謡の第一人者「大工哲弘」を筆頭に、今年で結成30 周年を迎えるオキナワラティーナ「ディアマンテス」、沖縄音楽と洋楽を見事に融合させたサウンドで独自の世界を展開する「パーシャクラブ」、数々の芸歴と受賞といった実力を持ちながら新しい島うたの世界を切り開く実力派歌者「よなは徹」、津堅島の民謡一家に生まれ、確かな民謡の実力を基にさらにその可能性を広げていく「神谷千尋」、そして司会には「ガレッジセール」!
今では東京の沖縄音楽ファンが待ちに待つ一大イベントとしてすっかり定着したこのイベント。
ぜひ、秋空の下、東京のど真ん中で沖縄を感じてください。
■出演
大工哲弘 with 苗子/ディアマンテス/パーシャクラブ
よなは徹バンド/神谷千尋
■司会
ガレッジセール
■主催
テレビ朝日/ぴあ
■協力
東京沖縄県人会
『琉球フェスティバル2021』コロナ禍の下、初心にかえる25回目の琉フェス!
新型コロナウイルスの影響で中止になった昨年を経て、ようやくの「琉フェス@日比谷野音」だ。祝・25回目!
舞台に立つミュージシャンに意気込みを聞いてみた。ファンの期待も当然のことながら、これまで活動の場を厳しく制限された時間を送ってきた演者にとっての、オープンエアの日比谷野音は特別であろうからだ。
八重山歌謡の親分、大工哲弘から出た一言「初心にかえる」だった。我らが大工さんは「コロナ禍の影響を受けた一人として、いま実感しているのは、素直に、歌えることへの感謝です」と語ってくれた。
大工哲弘にとっても大ステージ(日比谷野音)は久しぶり。パートナーである大工苗子とのその舞台は、「ライブの大工」ならではの素晴らしさをみなさんに味わってもらうものとなりそうだ。
25回目(1996年〜)となる「東京の琉球フェス」に、結成30周年(1991年〜)を迎えたディアマンテスがやってくる。ラテン・アメリカと沖縄の人的・文化的交流の上に立つこのバンドも、今や沖縄音楽の中軸。この2年弱はディアマンテスにとっても大変だったのでは?との問いに、リーダーのアルベルト城間は「ペルーからやってきた時から、ぼくはずっとアドベンチャーの中で生きてきた。勇気を持ってね。それが人生には大事ですよ」。記念作品『Paso a Paso』(一歩一歩の意)は9月発売。アルベルトのボーカルに表されるウチナワン・ラティーノの舞台を期待したい。
パーシャクラブからは、次のようなメッセージが届いた……。「思うように動けない日が続き、あらためて音楽そしてライブの素晴らしさを感じています。早くみんなの顔を見ながら思いっきり音を奏でたい。そんな気持ちでいっぱいです。まだまだ、コロナとの戦いは続きそうですが、10月17日は何もかも吹き飛ばすくらい皆さんと楽しみたいと思います。
風や真艫! 走らせー!」
よなは徹も語る。「ぼくもステージがほとんどなくなりました」。ただし全国に弟子を持ち、長寿ラジオ番組「民謡で今日拝(ちゅううが)なびら」(琉球放送)のレギュラーなどの出演もこなすおかげて、ほかの人たちよりは歌うチャンスは多かった。「でもライブをこなさないと確実にチカラは落ちるんですよ。加えて、古典や島唄ではなくて、今回の琉フェスはバンド編成だから大変。だからなおさら面白いことになると思う」。翌11月6日には、1年延期となっていた千代田区・紀尾井小ホールでの「芸能生活二十周年記念」公演(M&Iカンパニー)も控えている。
8月に新作『ウタ結(ゆ)イ』を発売したばかりの神谷千尋は、2006年以来の出演。コロナ禍の下、YouTubeなどでも発信を続け、併行してアルバムの構想を練ってきた。中でも、子どもへの魔よけのおまじないが題名のオリジナル「あんまーくーとぅー」は、きっと今回の舞台でも歌ってくれるはず。新時代の島唄のシンガーとして、いよいよ充実してきた神谷千尋のステージも期待だ。「琉球フェスティバルに久々の出演ということで楽しみいっぱいです。感謝と心を込め、歌いたいと思います」(神谷のメールから)
司会を務めるのは、いつもの二人、ガレッジセール! ご存知のように、ゴリ&川田のコンビは映画やテレビなど多方面で活躍してきたが、残念なことに、この4月、二人は新型コロナウイルスに感染した。つまり琉フェスは快復となっての大舞台である。
その思い、ゴリさんは語る。「コロナはいつ終息するかわからないけど、沖縄の歌は、そんな時代を生きるぼくらの癒しだと思うんです。たった3、4時間の間でも、生で沖縄の歌を聞いてもらいたい。ぼくら二人はそのために一生懸命、お手伝いします」
さぁ(用心しながら)琉球フェスティバルを楽しみましょう!
藤田正
(音楽プロデューサー/シンコーミュージック刊『歌と映像で読み解くブラック・ライヴズ・マター』)
『琉球フェスティバル2021』概要
イベント名 | 琉球フェスティバル2021 |
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開催期間 | 2021/10/17(日) |
最寄り駅 | 内幸町駅(徒歩1分) / 霞ヶ関駅(徒歩3分) / 新橋駅(徒歩15分) / 日比谷駅(徒歩3分) / 有楽町駅(徒歩15分) |
会場 | 日比谷公園野外大音楽堂 |
時間 | 開場:15:15 開始:16:30 備考:※雨天決行 |
料金・費用 | 前売:7,300円/ 当日:7,800円(全席指定・税込) |
お問い合わせ | M&Iカンパニー 電話番号:03-6276-1144 備考:月~金 10:00~15:00 |
オフィシャル サイト |
公式サイト |
注意事項 | ■新型コロナウイルス対策に関する主催者からのお知らせ
<新型コロナウイルスへの対応について> |
出典:琉球フェスティバル